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サウスポイント/よしもとばなな
出版社 / 著者からの内容紹介
かつて初恋の少年に送った手紙の一節が、ハワイアンの調べに乗って耳に届いた。キルト作家となった私はその歌い手を訪ねるが……。生命の輝きに充ちたハワイ島を舞台に描く書き下ろし長篇。


同じハワイを舞台にした作品であるというだけでなく、「まぼろしハワイ」ととてもよく似た感触だなぁ〜と思っていたら、対をなす作品としてかかれたものだということで納得。

そして、私にとっては「ハチ公の最後の恋人」の後日談だということが嬉しいサプライズだった。(全然知らずに読んだので)

読んでいて、この設定は「からだは全部知っている」に入ってるあの話に似てる〜お母さんに対する感情と言うかお母さんのキャラ自体が似てる〜とか、登場人物に関しても「これってさせ子さん的だなぁ」とありありと感じたり、蓮の池とか、幼少期の思い出とか、とにかく既視感以上に「かぶってる」感じが多々あった…というよりほぼ全部がそうだった。
なのに、なんかひきつけられちゃった。何でだろう?
何冊も何冊も、エッセイをのぞきほぼすべての本を読んでいるよしもとばななさんの魅力は、登場人物だとか、その背景や設定だとか、舞台だとか、もしかしたら物語そのものも実はどうでもよくって、もっと深い本質的な部分なのかもしれないなぁ…と感じました。

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まぼろしハワイ/よしもとばなな
よしもと ばなな
幻冬舎
¥ 1,575
(2007-09-26)
内容紹介
ついに書き下ろし作品刊行!よしもとばなな傑作ハワイ小説集。

フラダンサーのあざみと、義理の娘オハナ。ふたりは、夫としてまた父として、愛しぬいた男への強烈な思慕を抱えてホノルルに降り立つ。細胞が甘く官能的に動き始めるその地で、ふたりは懐かしい人々に出会い、鮮やかな自然に包まれる。ハワイで彼らが経験した驚きの癒しの旅――。他作品も、同性愛など禁断の愛も盛り込みながら、読後には生きる喜びを強烈に感じさせるものばかり。フラダンスの修業も積み、5年に渡りハワイを行き来した著者がついに発表する傑作ハワイ小説集。



内容を知らずに読み始めたので、読んでいてその「濃さ」に圧倒された。
いつものよしもとばななさんなんだけど、ちょっと濃い。初期のばなな作品を愛する私にとっては、とっても読みやすく、感じやすい本だった。

内容紹介にも書いてあるが、5年かけて完成させた本だということを、私はあとがきで知った。それで納得した。濃いはずだ、と。

いままでも海外を舞台にしたシリーズを読んできたけれど、一番濃い感じがするな。
だからといって決して読みにくい濃さではなくて、逆にすーっと溶けるような、ひたひた迫ってくるような潤い感があるのでとても楽しく読めた。

でもハワイに行ったことのない私には、ハワイの美しさを語る文が重かったかな。
ばななさんはとても褒め好きだけど、褒め上手ではない、といつも思う。
言葉を尽くしすぎてしまうんだろうか?いつもちょっと重い。
けれど、こんなに美しいハワイには心ひかれた。行ってみたい。今すぐ行きたい。そう思うって事は、ばななさんの重い「褒め」も有効なんだろうか。

よしもとばななさんの作品の中では、「とかげ」を愛してやまない私だが、この本もそれくらい読み返すことになるかもしれない、となんとなく予感する。

JUGEMテーマ:読書


以下ネタバレあり、読了済みの方だけお読みください。(反転してあります)
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ハードボイルド/ハードラック /よしもとばなな
吉本 ばなな
ロッキングオン
¥ 1,050
(1999-04)
出版社/著者からの内容紹介
死んだ女ともだちを思い起こす奇妙な夜。そして入院中の姉の存在が、ひとりひとりの心情を色鮮やかに変えていく「ハードラック」。闇の中を過ごす人々の心が輝き始める時を描く二つの癒しの物語


3回以上は読んでいると思う。よしもとばなな作品の中でも好きなほうなのだろう。

この本を読むと、なんだか心がしっとりする気がする。
ちょっと間違えば、湿っぽくなりそうなのにそうはならない。
ちょっと間違えば、暗くなりすぎてしまうのにそうはならない。
心が透明な水を吸って、ちょっと重くしっとりする感じ。

この感じがよしもとばななだよな〜といつも思う読後感。
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ひとかげ/よしもとばなな
よしもと ばなな
幻冬舎
¥ 1,260
(2006-09)
内容(「BOOK」データベースより)
「私の、私の聖堂を、取りもどさなくては。」過去のつらい体験にとらわれ、心に傷を抱えながら愛しあう二人。深い闇で起きた、たくましい生命の復活を描く、「祈り」の物語。14年ぶり。進化したとかげの誕生。



未読だ、と思って図書館から借りてきた本。
実はわたしがよしもと作品で一番好き!と言って憚らない短編集「とかげ」の表題作のリメイクだった。

結論から言うと、わたしは「とかげ」の方が好きだ。
よしもとさんは納得の行かない箇所があってどうしても書き直したかったようだが、読んでみてはっきりと「前の方がいいや〜」と思ってしまった。
わたしにとって「とかげ」が、特に思いいれの強い作品だからなのかもしれない。

わたしは何を持って「前の方がいい」と思ったのかな?と、考えてみた。
どうも、「とかげ」の中にある「読者の好きなように解釈できる遊び」部分が好きらしい。「とかげ」は登場人物の考え方一つにしても、あまり詳しく書かれていない。台詞も少なめだ。そして、エピソードは確かに極端なのかもしれないけれど、何か心にせまるものがある。(わたしの稚拙さゆえかもしれないけど。)

そして、書き直すのならばまったく新しいものにしてほしかったな、という気もしたので、申し訳ないけれどわたしは「とかげ」の方が好きだ。

「とかげ」を未読だったら、また違った感想を持つかもしれなかったけど。
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キッチン/吉本ばなな
吉本 ばなな
角川書店
¥ 420
(1998-06)
何回読んだかわからないくらい読んでるな、キッチン。

この本は読むたび「漫画だ」と思う。
「非現実的な」とか「稚拙な」という意味で使われがちな「漫画っぽい」という表現だけど、決してそういうことではない。少女漫画だ。少女漫画を馬鹿にしてはいけない。自分の中の「少女」の部分はこの本をとても大切に思っている。恋だの死だのそういう乙女が好む内容だから、というわけでなく、作中の雰囲気が薄く霧がかかったような心許無さが、夜の・朝の青い透明感がなんとなくアンニュイな気分にさせてくれる。

何回読んでも「キッチン」よりも「ムーンライト・シャドウ」が感動する〜と思うんだけど、映像として思い出すのは「キッチン」の方だったりする。不思議だ。
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みずうみ/よしもとばなな
4902943123みずうみ
よしもと ばなな

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晩秋の月のない夜。街灯もほとんどない道を手もつながずにふたり歩く。たまに肩や指が触れ合ったりする。でも安らぎはない。

そんなイメージ。





まさによしもとばななさんの世界観丸出し。

これからどうなるのかわからないふたり。

自分達の持つものに(それは背景だったり、自分自身の内なるものだったりするけど)翻弄されていく。

そして夜のイメージ。

私はそのイメージが強すぎて、逆に「みずうみ」というタイトルがしっくりこない感じがした。かといってではなんというタイトルならば納得できるのか?と問われると、結局「みずうみ」以外にはないのかな・・・とも思う。

なんとも無責任な話だが。





以下ネタバレあり。読了済みの方のみどうぞ。(反転してくださいませ。)
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イルカ/よしもとばなな
4163247602イルカ
よしもと ばなな

文藝春秋 2006-03-20
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前回「なんくるない」の読書感想にて「よしもとさんは思いいれの強い作品がイマイチだと思う」的発言をした私。今回もまた「思いいれ」の強い作品だな〜と感じた。しかし、内容的には今のわたしが興味を持っていることだったため、「イマイチ」具合はあまり感じなかった。思いいれの強さはすごく感じたけどね。

この本は、私のような幼子がいる人・お母さんが読むと楽しめるかな。いろいろな意味で、なんとなく。
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なんくるない/よしもとばなな
4103834064なんくるない
よしもと ばなな

新潮社 2004-11-25
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沖縄を舞台にした4つの作品。

育児に疲れていたんだなぁ、と感じた。育児本をたくさん読んだし、何かあればちらちら見てる私だけど、そんなにがんじがらめにはなってないって思ってた。でも、この本を読んで「なんかいろんなものにまとわり付かれてるって思ってたけど、離れられないのは私自身なのかもしれないな〜」って気付いた。小さなことで怒ったり、悩んだり、泣いたり笑ったり。それが子育て。いいことばっかりじゃないし、考えすぎたらパンクしちゃうよね。と思えた。うん、私って考えすぎだ。って感じた。

しかし、なかなか考えすぎグセを直すのは難しく、今も尚考えすぎる日々だ。



それにしても、昔から思っていたんだけど、よしもとばななさんは「思いいれ」が強すぎるとあまりいい作品にならない気がする。どんな作家さんもそうなのかもしれないが。そう感じた作品が以前にもいくつかあったし。今回もひとつあった。しかし、それを書かなくてはどうしようもないくらいの「思いいれ」なのかな、という気もする。
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海のふた/よしもとばなな
4860520378海のふた
よしもと ばなな

ロッキング・オン 2004-06-24
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原マスミさんの曲からいただいたというこの「海のふた」と言うタイトル。よしもとばななさんの世界にマッチして不思議な印象をかもし出しています。

読んでみての感想は「新装TSUGUMI」といったところ。小さな町・海・二度とない夏・・・というところが。

よしもとばななさんの自然に対する愛、人間に対する深い諦めとかすかな望み(でも人間も愛してるの。)が感じられる一冊です。
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うたかた/サンクチュアリ/吉本ばなな
何度も再読しているこの本。今回は感じ方がまるで違って驚いた。
「うたかた」寄りだった私の気持ちが、「サンクチュアリ」のどこか儚い様子に胸打たれてしまった。前はそんなことなかったのにな。
以前に読んだとき、「うたかた」の主人公である人魚が私にとって最も近い存在だった。生い立ちとか性格とかではなくて、年齢や立場やそういうものが。簡単に言うと「色恋に悩む独身女性」か。
しかし今現在、私に一番近いのは「サンクチュアリ」の馨である。そして、彼女の背負うものの重さも、「なんとなくこんな感じかな〜」という想像だけではなく、自分の中でありありと感じられるくらいの、起こり得る不安だ。
読んだ本の中身が変わるはずはないから、自分の立場の違いが以前の感想との差を生んだんだろう。
これから先、年齢を重ね立場が変わるたびにいろんな本を読み返さなくてはいけないな、と痛烈に感じた。
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2007年9月生まれ。
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