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秋の牢獄/恒川光太郎
出版社 / 著者からの内容紹介
十一月七日、水曜日。女子大生の藍(あい)は、秋のその一日を、何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になれば全てがリセットされ、再び十一月七日が始まる。彼女は何のために十一月七日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか――。 まるで童話のようなモチーフと、透明感あふれる精緻な文体。心地良さに導かれて読み進んでいくと、思いもかけない物語の激流に巻き込まれ、気付いた時には一人取り残されている――。


収録作品:秋の牢獄・神家没落・幻は夜に成長する

非常に読みやすかった。
するすると文章が入ってきて、私の中に風景を作り出す。
見事なものだ、と半ば感心しながら読みすすめた。

「秋の牢獄」は、楽しく読めた。
設定的には使い古された感のあるものにも関わらず、恒川さんの文章のリアル感に引っ張られて、引き込まれた。

「神家没落」は、読後楽しかった〜!!と思ったのに、なぜか今思い出してみると印象が薄い。
描かれている「悪人」が少々ステレオタイプというか、いかにもというか…現代的だったのが少々イヤだったけど。でもそういうタイプじゃないと話は進まないか…。

「幻は夜に成長する」は、むずむずした。
ドキドキ、とはちょっと違う。ハラハラ、でもない。やっぱりむずむず。
でも好き。暗い闇の中のイメージだけど、そこがいいと思う。

全体的に堪能した。
その世界観というかリアリティと言うか、ファンタジーなんだけどあたかも本当にあった事を語っているような臨場感が素晴らしいと思う。
文章の無駄の無さをこれからも追求していって欲しい。
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雷の季節の終わりに/恒川光太郎
恒川 光太郎
角川書店
¥ 1,575
(2006-11)
異世界の小さな町、穏(おん)で暮らす少年・賢也。「風わいわい」という物の怪に取り憑かれている彼は、ある秘密を知ってしまったために町を追われる羽目になる。風わいわいと共に穏を出た賢也を待ち受けていたものは-?



つわり初期に読んだ本。
2006年12月下旬か年が明けた頃か。

この作家さんの本を読むと、本当にこういうことがあったんだ、こういう存在があるんだ、と思ってしまう。
架空のもののはずなのに、物語の設定が、私の中でものすごくリアルな存在になるのだ。

そういえば、過去にそんなことがあったな、なんて思ってしまうほどのこのリアリティーは何だろう?
以前宮部みゆきさんの「模倣犯」でも同じような体験をしたけれど、あちらは「実際にありそうな事件」であり、こちらは「まさしく作り事であろう設定」である。

これが作家さんの力なのだろうか?
しかし、物語的には前作『夜市』が好きである。
今後の作品にも期待。
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夜市/恒川光太郎
恒川 光太郎
角川書店
¥ 1,260
(2005-10-26)

夜のイメージ、とよしもとばななさんの作品の感想によく書く私だが、この「夜市」も同じく夜のイメージ。でも透明感はない。日本の、昔の、百鬼夜行だの魑魅魍魎だのが跋扈していた時代の、濃い闇のイメージ。

楽しかった。読んでいてこんなに楽しい本は久々に出会ったのではないだろうか?早く続きを読みたい!と急く気持ちと、もっとこの感触を楽しみたいという思いが常にあった。
また、すっきりとした文体がいい。簡潔でありながらその情景が浮かんでくる。とても読みやすい。

ココから先はネタバレあり。読了済みの方のみどうぞ(反転してあります)
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