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愛しの座敷わらし/荻原浩
内容紹介
生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。東京から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻してゆく、ささやかな希望と再生の物語。朝日新聞好評連載、待望の単行本化!



期待通りの楽しいお話でした。
最近ちょっとささくれ立っていた心が和んだ気がする。

座敷わらしがとっても可愛いので、もっともっと出てきて欲しかったなぁ・・・。

「座敷わらし」という存在が、人々の心の中に生きているくらいの田舎(転校生の家に座敷わらしが出ると聞いても女子中学生が引かない程度に…ってことはかなりの浸透率だと思う)、というのが実在するのかどうかはおいといて、登場人物のかわいい所がとてもかわいく描かれていて、ちょっと長めの絵本的世界だった。
みんな、それぞれに何かを抱えながらも精一杯悩んで生きているんだよね。そうだよね。と再確認。
特にこの物語では「夫婦の絆」がよく描かれていた。
自分が「史子」に一番近いからそう思うのかもしれないが。

妻らしい妻、夫らしい夫。
小学生らしい息子と中学生らしい娘。
そして、姑らしい姑。(結構いい姑さんだけど)
どこにでもいそうで、どこにもいなさそうな。
誰にでも当てはまる所、共感できる所がある。

新聞で連載するのにとてもふさわしいお話だったと思います。
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ママの狙撃銃/荻原浩
内容(「BOOK」データベースより)
福田曜子はふたりの子をもつ主婦。夫の孝平は中堅企業のサラリーマン。ふたりは、ごくふつうの恋をし、ごくふつうの結婚をしました。ただひとつ違っていたのは…。


装丁やタイトル・荻原さんの既読作品のイメージから、「さくっと読めて痛快な感じのエンターテイメント小説」だと思って借りた本なんですが、意外と湿った感じだったので読むのに時間がかかりました。
起承転結の「起承」に時間と気力をとられてしまい、坂を上り終えるのに苦労しましたが、「転結」と一気に駆け抜けるスピード感は楽しめました。でも、昇った分の2/3くらいの醍醐味しかなかった気がするのが残念な所。もう少し絞った内容なら尚良かったのかもしれないけれど、執拗に描いてきた迷いや逡巡・葛藤、死者への思いなんかは削れないのかな、とも感じます。
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押入れのちよ/荻原浩
荻原 浩
新潮社
¥ 1,575
(2006-05-19)
出版社からのコメント
今ならこの物件、かわいい女の子(14歳・明治生まれ)がついてきます……幽霊とサラリーマンの奇妙な同居を描いた表題作ほか、ぞくりと切ない9夜の物語。


収録作品:お母さまのロシアのスープ/コール/押入れのちよ/老猫/殺意のレシピ/介護の鬼/予期せぬ訪問者/木下闇/しんちゃんの自転車


怖い話は苦手である。
昔は好きだった・・・気がする。せいぜい高校生くらいまで。
小学生の頃には、長い通学路をともにする友人と怖い話のしあいっこをしたものだ。寺の娘だった彼女の豊富な怪談についていくためには、得意の(?)漫画から仕入れた怪談で知識を仕入れたものだ。
高校生のころには、友人同士泊り込みで「クロックタワー」をしたり(攻略本まで買ってやりこんだ。)「かまいたちの夜」をしたり、ホラービデオを借りてきては夜通し見たりした。
さて、いつから苦手になったかというと、忘れもしない1本の映画のせいである。その名も「リング」。なぁんだ〜という感じであろうが、一緒に行った友人も私もまさかホラーだとは思わずに見たのだ。相当怖かった。今はない古い映画館で。トイレに行くのが恐ろしかった。


さて、そんな話はどうでもいいか・・・。
私はだから怖い本、怖そうな本は読まない主義だ。京極シリーズも恐ろしい話に違いない、と手を出さずにいたくらいだ。(「なぜもっと早く読まなかったのか・・・・」と後に悔やんだ。)そうやって手を出せずにいる作家さんが結構いる。

この見るからに怖そうなタイトルと表紙。
それでも読んだのは、ひとえに帯の文字「怖いのに、切ない。笑えるけど、哀しい。」に心引かれたからだ。
そして読んでみて、まさしくそのとおり。帯の文句は真実だった。
切ない、といえば私は浅田次郎さんを思い出す。笑える、といえばやっぱり浅田次郎さんだ。そして、そこに新たに荻原浩さんも加わった。
作品の幅が広い、と浅田次郎さんの本を読むとよく思う。まるで違う人がかいた話みたいだ、と思うこともある。
でも、荻原さんの場合はみんな荻原さんの色、というか味がする。切ないのも、笑えるのも、哀しいのも、怖いのも。みんなちゃんと荻原色である。作品の幅が広い、というよりはなんだろう?懐が深い、とか引き出しが多い、とか。お屋敷みたいに、たくさんのドアがあっていろんな部屋がある。でもインテリアの趣味は和室も洋間もなんとなく統一されている、って感じ。

行き届いた感のある短編集。とっても楽しめた。
お気に入りは表題作「押入れのちよ」。子供の名前を「ちよ」にしようかな、と考えていた頃と重なった。(却下された。)
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明日の記憶/荻原浩
荻原 浩
光文社
¥ 1,575
(2004-10-20)
出版社 / 著者からの内容紹介
知っているはずの言葉がとっさに出てこない。物忘れ、頭痛、不眠、目眩――告げられた病名は若年性アルツハイマー。どんなにメモでポケットを膨らませても確実に失われていく記憶。そして悲しくもほのかな光が見える感動の結末。
上質のユーモア感覚を持つ著者が、シリアスなテーマに挑んだ最高傑作。


はじめて読む荻原浩さん。この本は以前からいろいろな人に薦められていたため、ようやく読めた〜と言った感じ。

これは、哀しいホラーだと思った。こんなにも恐ろしいと思う病気の話というのは初めてだ。生きながらにして奪われていく「自分」。徐々に消えていく「大切なもの」。それは命ではない、体でもなく、(実際はそのどちらでもあるんだけど)心であり人としての全てだ。

映画は見ていないが、夫婦が寄り添うイメージが強く、もっと夫婦の絆的物語なのかな〜と思っていたが思ったほどではなかった。しかし、その自分の中の葛藤が生々しく、本当にアルツハイマーというものに恐怖した。
読んでよかった、と思う。
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