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ぬしさまへ/畠中恵
内容(「BOOK」データベースより)
きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。



「しゃばけ」シリーズ2作目は短編集で、ますます読みやすい仕上がり。
ミステリというよりは、江戸の町・暮らしや文化、妖怪たちと若だんなの掛け合いが楽しめるこのシリーズは、すっきりとした読後感。

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今回はどの作品も登場人物達の「内面」を描いているものが多く、ミステリとしてというよりは、キャラクター達それぞれの厚みが増した1冊。
これから先の「しゃばけ」シリーズの土台になるような役割もあるのではないかと思う。

1作目では「甘やかされる事を良しとはしないが、それもまた仕方ない」と思っているボンボンという印象であった若だんなも、今回の「ぬしさまへ」の中ではいろいろな葛藤を見せてくれる。
仕方ないと思いつつも、やっぱりひとり立ちしたい。
親に頼ってばかりもいられない。
自分の身体のみならず、将来に不安を感じながら生きる姿が好印象だった。

また、義兄・松之助との関係にも、それなりに決着がついたようで一安心。

「空のビードロ」「仁吉の想い人」「虹を見し人」がお気に入り。
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